連休初日、常総市に大勢のボランティア
シルバーウイーク初日の19日、鬼怒川の堤防が決壊した茨城県常総市には多くのボランティアが駆けつけ、片付け作業を手伝った。
常総市では19日から、ボランティアのため近くの駅から無料バスの運行も始まり、朝早くからスコップなどを持参した大勢の参加者が集まった。
横浜市から参加した少年「お父さんと(一緒に)来ました。困っている人がいるので助けたいと思って来ました。(家などに)泥とか入っているから、シャベルで外に出そうと思います」
水戸市から参加した女性「きょうは(仲間と)5人です。少しでも役に立ちたいなというだけですね」
参加者は割り当てられた場所に移動し、早速、後片付けなどを始めた。明治時代から続くある酒蔵では、酒造りに重要な麹(こうじ)を作る部屋が浸水するなど被害を受けた。ボランティアたちは、泥をかぶった棚を運び出したり、浸水した部屋の床を外したりしていた。
野村醸造・野村一夫さん(61)「助かりますね。復興の証しとして年内に(酒を)搾りたい」
常総市では、連休中は毎日1500人のボランティアを募集しており、希望者は茨城県のホームページなどを確認してほしいという。