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台風21号 沖縄地方は暴風や高波に警戒を

2015年9月27日 16:32

 気象庁によると、台風第21号は、非常に強い勢力を維持したまま、28日朝から昼過ぎにかけて先島諸島に最も近づく見込み。沖縄地方では、猛烈な風が吹き猛烈なしけが予想される。暴風や高波に厳重に警戒し、高潮、低い土地の浸水、土砂災害、河川の増水やはん濫に警戒が必要。奄美地方でも、高波に警戒が必要。

【気象庁の発表内容は以下のとおり】

[台風の現況と予想]
 大型で非常に強い台風第21号は、27日15時には石垣島の南東約340キロにあって、1時間におよそ10キロの速さで西へ進んでいます。中心の気圧は925ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルで、中心から半径190キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。
 今後、台風は非常に強い勢力を維持したまま西北西に進み、28日朝から昼過ぎにかけて、先島諸島に最も近づく見込みです。

[防災事項]
<暴風・高波>
 沖縄地方では、台風の接近に伴い、27日夜のはじめ頃から暴風となり、先島諸島では、28日未明から夜のはじめ頃にかけて、30メートルから50メートルの猛烈な風が吹く見込みです。
 沖縄地方では、猛烈なしけとなっている所があります。沖縄地方では、29日未明にかけて猛烈なしけ、奄美地方では28日昼過ぎにかけて大しけとなる所があるでしょう。
 台風は大型で動きが遅いため、暴風や高波が長時間続く見込みです。

 28日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は
  沖縄地方  50メートル(70メートル)
 28日にかけて予想される波の高さは
  沖縄地方  13メートル
  奄美地方   6メートル
の見込みです。
 沖縄地方では、猛烈な風や猛烈なしけに厳重に警戒してください。奄美地方では高波に警戒が必要です。

<高潮>
 沖縄地方では、28日は、台風の影響により潮位が高くなる所があります。海岸や河口付近の低地では、高潮による浸水や冠水に警戒してください。

<大雨・雷・突風>
 沖縄地方では、台風の接近に伴い、28日昼前から昼過ぎにかけて1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降るおそれがあります。28日18時までの24時間に予想される雨量は300ミリで、その後もさらに雨量は増える見込みです。低い土地の浸水、土砂災害、河川の増水やはん濫に警戒してください。
 また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

[補足事項]
 今後の台風情報や、地元気象台が発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。
 次の「台風第21号に関する情報(総合情報)」は27日23時頃に発表する予定です。