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天皇・皇后両陛下 豪雨被害の常総市を訪問

2015年10月2日 3:52

 天皇・皇后両陛下は1日、先月の豪雨で大きな被害を受けた茨城県常総市を見舞われた。

 天皇・皇后両陛下は1日午後、茨城県常総市の鬼怒川の堤防が決壊した三坂町を訪問された。

 案内した市長によると、天皇陛下は、「亡くなられた方はどの辺りにいたのですか」「どの辺りで発見されたのですか」などと尋ねられ、市長は「900メートルくらい先の水田の中です」と答えたという。両陛下は傘をたたみ、お2人で、犠牲となった70代の男性が発見された方向に向かってゆっくりと頭を下げ、黙礼された。

 その後、避難所を訪れた両陛下は、「怖かったでしょう」などと声をかけ、天皇陛下は「これから復興に向かって進んでいかれますよう願っています」と語りかけられていた。

 また、両陛下は災害救助やボランティアに尽力した人たちにも、ねぎらいの言葉をかけられていた。