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マンション傾く 住民説明会で“怒りの声”

2015年10月15日 3:36
マンション傾く 住民説明会で“怒りの声”

 三井不動産グループが販売した横浜市の大型マンションで傾きが確認された問題で、地面に打ち込まれた杭(くい)の施工記録のデータの一部が虚偽のものだったことがわかった。

 この問題は、横浜市都筑区の「パークシティLaLa横浜」の一棟で傾きが確認されたもので、横浜市の調査で、建物を支える杭の一部が固い地盤まで届いていなかったことがわかっている。

 さらに、施工した三井住友建設側が杭を打つ基礎工事の際に、地盤調査を一部で実施せず、杭の施工記録が別棟のマンションのデータから転用された虚偽のものだったことが新たにわかった。

 14日夜、マンションでは販売した三井不動産による説明会が開かれ、住民から怒りの声が聞かれた。

 住民「あなたたちが私たちに信用と建物を売って、私たちは信用して買ったんですよ。あなたたちが最終的に責任を負うんですよ」

 一方、三井不動産側は今後の対応について、マンションを改修するのか、建て替えるのかなど、住民の要望を聞いて検討したいとして、明言を避けた。