傾いたマンション きょうから追加地盤調査
神奈川・横浜市の大型マンションが傾き「杭(くい)」のデータが改ざんされていた問題で、傾いたマンションでは19日から追加の地盤調査が始まる予定。
地盤調査は、地盤の強さなどを確かめるため、マンション敷地内の地中に機材に取り付けたドリルを差し込んで行われる。
傾いたこのマンションでは、今年6月以降、これまでに2回地盤調査が行われていたが、三井不動産レジデンシャルなどは、調査していなかったポイントについて追加の調査を検討していた。3回目となる今回の調査は、今月いっぱい行われる予定だという。
一方、国土交通省は、元請けの三井住友建設と、下請けで「杭打ち」をした旭化成建材などから、詳しい報告を求めることにしている。
旭化成建材のデータの改ざん行為の実態や、三井住友建設のチェック体制などについて、建設業法違反の疑いも視野に調べる方針。