青森・弘前城「曳屋」最後の移動に拍手
青森県の弘前城の天守を移動させる「曳屋」は17日、最後の移動が行われ、大勢の見物客から拍手が送られた。
弘前城の天守を移動させる「曳屋」は17日、最後の移動が行われた。職人たちが油圧ジャッキを操作しレールに載った重さ400トンの天守を1分間で30センチずつ動かした。17日の作業では2時間近くかけて最後の4.3メートルを動かした。天守は先月3日までの元の場所から77.6メートル移動し、訪れた大勢の見物客から拍手が送られた。
我妻組・石川憲太郎取締役「曳屋ウイークもそうですし、僕たちの仕事をたくさんの方と一緒にできたということは、自分の中でも初めてのことでありましたし、皆さんと一緒に工事を行ってきたなという思いを強く感じます」
「曳屋」は100年ぶりに石垣を修理するために行われたもので、来年以降、石垣の解体工事が進められる。