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テロ対策強化 ボディスキャナー試験運用へ

2015年10月26日 13:00
テロ対策強化 ボディスキャナー試験運用へ

 2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けたテロ対策の強化のため、成田空港では、27日から、乗客の全身を画像化して持ち物検査をする新たな機器の試験運用を始める。

 試験運用を始めるのは、乗客の全身を電波で画像化し爆発物や刃物などを検知する「ボディスキャナー」という検査機器。現在は、乗客に金属探知機のゲートを通ってもらいチェックしているが、このボディスキャナーは乗客が中に入って約3秒間静止すると、モニター画面に、危険物の位置が黄色で表示される。

 ボディスキャナーについては、機種によっては体のラインがあらわになるなど懸念の声もあったが、今回、試験運用するのは、体のラインを映さず、「人型の画像」で表示する機種だという。

 国交省は、今後、複数の機種の試験運用を羽田空港などでも行い、2020年までに、全国の主要空港に導入する方針。