現場代理人関与 茨城・東海村の研究施設か
マンションのデータ改ざん問題で、改ざんに関わった旭化成建材の現場代理人が関与した41件の施設のうち一つが、茨城県東海村にある研究施設とみられることが新たにわかった。
27日午後に会見した茨城県は、横浜のマンションのデータ改ざんに関わった旭化成建材の現場代理人が担当した施設について、茨城県内の研究施設で、ゼネコン3社が施工に関わっていたことを明らかにした。
関係者によると、この研究施設は、茨城県東海村にある「J-PARC」と呼ばれる複合研究施設の一つ。この研究施設は、原子力や生命科学など幅広い分野の最先端の研究を行う施設。
この研究施設の一部を運営している高エネルギー加速器研究機構は、日本テレビの取材に対し、「施設が41件に含まれるとの情報は聞いていない。報道を受けて現在、旭化成建材に確認している」とした上で、「これまで実験には全く支障はなかった。東日本大震災の際にも問題は起きておらず安全上の確認はとれている」と話している。