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データ改ざん 横浜市の中学校では不安の声

2015年10月30日 10:34
データ改ざん 横浜市の中学校では不安の声

 旭化成建材が過去に請け負った杭(くい)打ち工事でデータの改ざんや流用が相次いで発覚している問題で、そのうちの1つの横浜市の中学校では、不安の声も上がっている。

 データ流用が発覚した横浜市立あかね台中学校の生徒「学校がそういうことになって、ちょっと嫌だなと思います」「傾いたりしたら不安だなと思います」「安全性に問題ないのなら大丈夫かな」

 横浜市青葉区の横浜市立あかね台中学校では、杭の根元に注入するセメントミルクのデータに流用があったが、横浜市は、杭は固い地盤に届いていて傾きも確認されていないとして、安全性には問題ないとしている。

 旭化成建材によるデータの改ざんや流用は、傾いた横浜市のマンションを含み、横浜市の中学校、北海道釧路市の道営住宅2棟の合わせて4件で明らかになっている。これを受け、旭化成側は30日、記者会見を行い、現在行っている全国3040件の調査の進み具合などについて発表することにしている。