データ流用施設、横浜市の市立中学校と判明
旭化成建材のデータ改ざん問題で29日に神奈川県横浜市が発表したデータの流用が見つかった公共施設1件が、横浜市青葉区内にある市立中学校であることがわかった。
旭化成建材は5年前に、この中学校の建設工事の杭(くい)打ちを請け負っていて、杭210本のうち15本について杭の根元に注入するセメントミルクのデータに流用があったという。
ただ、杭自体は全て固い地盤に届いていて、傾きやひび割れなどは確認されていないことから、横浜市は「安全性には問題ない」と説明している。
この中学校の工事で杭打ちを担当したのは、横浜市都筑区の傾いたマンションを担当した現場代理人ではなく、別の人物だという。