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旭化成建材 道営住宅の杭1本でデータ流用

2015年10月28日 23:55
旭化成建材 道営住宅の杭1本でデータ流用

 北海道が発注した工事において、旭化成建材が隣接する工事のデータを流用した事実が新たに判明した。

 データ流用が分かったのは2010年から翌年にかけて増築された釧路市の道営住宅。北海道は、旭化成建材が杭(くい)打ち工事を施工した北海道の発注物件について、独自の調査を進めてきた。その結果、釧路市の道営住宅の改善工事で、杭31本のうち1本について、隣接する工事のデータを流用していた事実が新たに分かった。

 今後、北海道は入居者に対し、安全性にかかる調査結果や、対応などの説明会を開催するという。

 北海道では先週、横浜市の大型マンションが傾き、杭打ちのデータが改ざんされていた問題で、対策チームを設置したばかりだった。