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問題の現場代理人「真面目で気が弱い性格」

2015年11月4日 14:02
問題の現場代理人「真面目で気が弱い性格」

 旭化成建材のデータ改ざん問題で、問題の現場代理人が以前勤めていた会社の経営者が取材に応じ「真面目で気が弱い性格だった。上からつじつまを合わせるよう言われたのではないか」と話した。

 傾いたマンションのデータを改ざんした現場代理人は、8年ほど前まで愛知県内の建設会社に勤務していたという。経営者だった男性は、この現場代理人について「真面目でしっかりしていたが、気が弱かった」とした上で、「データ流用なんてできる大それた人間じゃないから、上からつじつまを合わすよう言われたのではないか」と話した。

 一方、旭化成建材でデータの流用をした疑いのある現場代理人は、20人以上とみられているが、そのほとんどが工事期間中だけ旭化成建材で働く下請け会社からの派遣社員だったことが関係者への取材で分かった。

 旭化成の関係者は、「彼らは他の会社でも杭(くい)打ちを行っているので、旭化成建材だけでデータ流用をやっているとは思えない」と話している。