鹿児島・霧島山 火山性地震相次ぎ現地調査
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火山性地震が相次いでいる鹿児島県の霧島山の硫黄山で、5日朝に気象庁が現地調査を行った。
気象庁によると霧島山の硫黄山周辺で、4日の1日で14回の火山性地震が観測された。10回以上確認されたのは、先月31日以来。気象庁は5日朝、現地に職員を派遣し、地表の温度を測る熱観測などを行ったが、温度が上昇している所はなく、噴気も確認されなかった。
鹿児島地方気象台・小枝智幸技術専門官「見たところでは特に異常はないのかなと今のところは思います。常にモニタリングすることで活動の高まりを評価できると思います」
硫黄山の周辺では、先月の19日と31日にマグマの動きなどを示す火山性微動も観測されている。気象庁は、活火山であることに留意し、小さな噴出現象に注意するよう呼びかけている。