霧島山御鉢で火山性地震 噴火兆候見られず
鹿児島県と宮崎県の県境にある霧島山の御鉢で15日、火山性地震が20回観測された。火山性地震が1日に20回以上観測されたのは5年ぶり。
鹿児島地方気象台によると、霧島山の御鉢火口の直下を震源とする火山性地震が15日に20回観測された。御鉢で火山性地震が1日に20回以上観測されたのは、2010年5月2日の21回以来。また、16日は正午までに3回観測されている。
これまでに、ほかの観測データに特段の変化が見られないことから、火口周辺に影響を及ぼすような噴火の兆候は見られないという。
気象台では今後、規模の小さな噴出現象が突発的に起きる恐れがあるとして注意を呼びかけている。