肥料偽装“10年以上前から表示と異なる”
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秋田市の肥料メーカー「太平物産」が肥料の成分を偽装していた問題で、会社側は表示と異なる製造指示書は10年以上前からあったことを明らかにした。
この問題は、秋田市に本社を置く太平物産がJAを通して販売していた約9割の肥料で、袋に記載した原料を使っていなかったり、有機原料の割合が少なかったりするものが見つかったもの。
太平物産は9日午前、記者会見を開き、佐々木勝美社長が表示とは異なる製造指示書は10年以上前からあったことを明らかにした。自らの関与は否定した上で、理由について「原料の原価を下げるためとしか説明できない」と話した。
この問題を巡っては国も会社へ立ち入り検査に入り、問題の詳しい経緯を調べる方針。