国産ジェット旅客機「MRJ」初の試験飛行
国産では初となる小型ジェット旅客機「MRJ」が開発の大きな節目となる初めての試験飛行を迎え、11日午前、離陸した。愛知・豊山町の県営名古屋空港から佐藤和輝アナウンサーが中継で伝える。
制限エリアには、海外のメディアも含めて約100社が取材で集まっていて、関心の高さが伝わってくる。MRJは空港を離陸し、初めての大空へと飛び立った。
三菱航空機が開発を進めるMRJは、午前9時35分頃、離陸した。試験機にはパイロットのほか技術者らが乗っていて、約1時間の飛行で上昇や下降、旋回をするなどして機体の動きを確認する予定。
初飛行はもともと2011年に行われる計画だったが、製造工程の見直しなどで、これまでに5度延期されている。
空港周辺では、多くの航空ファンが初飛行を見守っていた。