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MRJ初飛行 航空ファン歴史的瞬間見守る

2015年11月11日 11:52
MRJ初飛行 航空ファン歴史的瞬間見守る

 三菱航空機が開発を進める国産初のジェット旅客機「MRJ(=三菱リージョナルジェット)」が11日午前、開発の大きな節目となる初の試験飛行を行った。離着陸を行った愛知県豊山町の県営名古屋空港から、中京テレビの佐藤和輝アナウンサーが中継で伝える。

 開発から約10年、国産初のジェット旅客機MRJは11日午前9時35分ごろ、名古屋空港を離陸し、大空へ飛び立った。機体には、パイロットのほか技術者らが乗り込んだ。試験飛行では、上昇や下降、旋回をするなどして機体の動きを確認する予定となっていて、約1時間30分後、空港へ戻ってきた。

 製造工程の見直しなどからこれまでに5度延期された初飛行。空港近くでは、航空ファンなどが歴史的な瞬間を見守った。

 三菱航空機は、すでに400機以上の受注を獲得しているが、初飛行をアピールすることで、受注のさらなる上積みを図りたい考え。

 三菱航空機の森本社長の会見が11日午後から予定されていて、初飛行の成果について語られるものとみられる。