横田めぐみさんが拉致されてから３８年の節目に、大阪市では、拉致被害者の救出を訴え、デモ行進が行われた。

　このデモ行進は、拉致問題の解決を目指す市民団体「大阪ブルーリボンの会」が主催し、約１７０人が参加した。拉致被害者・増元るみ子さんの弟・増元照明さんも参加し、被害者の早期救出を訴えた。

　増元照明さん「知ってもらわなければならないことだと思うので、若い方たちも含めて訴えているが、日本政府は何もしていないじゃないですか。北朝鮮の『拉致は解決済み』の姿勢をどうしても変えなければならないという思いが僕らにも伝わらないし、北朝鮮にも伝わってない」

　政府は去年、北朝鮮が報告した調査結果に対して再調査を要求したが、具体的な回答なく、進展が見られない状態が続いている。