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くいデータ流用 他の会社へ調査広げる方針

2015年11月17日 2:23
くいデータ流用 他の会社へ調査広げる方針

 旭化成建材のくいデータの流用問題を受け設置された国土交通省の対策委員会が16日夜に開かれ、新たにジャパンパイルでも流用が発覚したことから、他の会社にも調査対象を広げる方針を確認した。

 16日夜、開かれた有識者による対策委員会は、業界全体におけるくい工事の実態を把握することが重要だとして、旭化成建材以外の企業にも調査対象を広げる方針を確認した。

 これに対し国土交通省は、調査対象の範囲や調査方法を、今後、検討する考えを示した。

 一方、先週、くい打ちデータの流用が発覚したジャパンパイルは、データの流用や不備が疑われた18件の工事のうち6件でデータ流用が確認されたことを明らかにした。6件は1都4県の病院や警察署などで、建物の安全性には問題ないとしている。