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中野区・都営アパートなどでもデータ流用

2015年11月11日 0:20

 旭化成建材による杭(くい)工事データ流用問題で、新たに東京・中野区の都営アパートなどでデータの流用が見つかった。

 東京都によると、データの流用が判明したのは、過去に旭化成建材が工事を行った中野区にある都営白鷺一丁目第3アパートの5-1号棟と4号棟。

 5-1号棟では、杭71本のうち7本で、4号棟では杭61本のうち1本で、電流計のデータが流用されていたという。

 また今月6日には、八王子市の東京消防庁八王子消防署と、東大和市の都営東京街道アパート32号棟でも、データの流用が見つかっている。

 八王子消防署では、杭61本のうち2本のセメント注入データで流用が見つかり、都営東京街道アパートでは、杭37本のうち2本の電流計のデータが欠落していたという。

 東京都は、施工記録などを確認した上で、建物に傾きなども見られないことから、安全性に問題はないとしている。