横浜市の保育園でも杭データ流用
旭化成建材の杭(くい)うち工事でデータの改ざんや流用が相次いで見つかっている問題で、新たに横浜市の保育園でデータの流用が見つかった。
横浜市は16日、これまでに旭化成建材が杭打ち工事に関わり、データの流用などが確認された神奈川県内30件の施設のうち、9件が横浜市内にあることを明らかにした。
9件の中には、都筑区の傾いたマンションや青葉区の中学校が含まれるが、新たに都筑区の「末吉いづみ保育園」でもデータ流用があったことがわかった。
保育園では、47本の杭のうち4本で杭が固い地盤に届いていることを示すデータで流用があったという。
横浜市は安全性に問題はないとしているが、園に通う200人の児童の保護者らに文書を配布するなど、周知をはかることにしている。