千葉市の下水処理場でも杭データ流用
旭化成建材による杭(くい)工事データの流用問題で、千葉市にある下水処理場でもデータの流用が確認された。
データ流用が見つかったのは、旭化成建材が杭工事を行った千葉市中央区にある下水処理場「南部浄化センター」の汚泥処理施設。千葉市によると、杭が支持層に達しているかを示す電流計のデータを調べたところ、杭87本のうち6本についてデータの流用が確認されたという。
この工事の現場代理人は横浜市都筑区の傾いたマンションの代理人とは別の人物だという。
千葉市は、「施工当時の写真などを確認した結果、杭は全て支持層に達していると判断した」として、安全性に問題はないとしている。千葉県内で、杭工事のデータ流用が確認されたのは初めて。