爆発物を使ったテロを未然に防ごうと、１８日、新潟県警とホームセンターが、爆発物の原料となり得る肥料を購入する不審者に対する実践訓練を行った。

　この訓練は農業用肥料などから爆発物を製造する事件が国内で発生したことを受け、県警がホームセンターなどと行っているもの。警察庁は主に農業用肥料に使われる尿素など１１品目を対象に、ホームセンターや薬局に購入者への注意を呼びかけている。

　１８日の訓練では、爆発物の原料となり得る肥料を大量購入する不審者に対し、店員が聞き取りや警察への通報を行った。県警は、フランスで同時多発テロも起きる中、来年、新潟で開催されるＧ７農業大臣会合までに、ホームセンターなどと連携して対策を進めていく。