木造船から頭蓋骨5個…朝鮮人民軍が遭難か
福井県越前岬沖の海上で見つかった国籍不明の木造船は北朝鮮の朝鮮人民軍が食糧調達のため漁をしている最中に遭難した可能性が出ている。
敦賀海上保安部は24日、船体を陸に引き上げて捜索したもので、これまでの調べで新たに頭蓋骨5個を回収し、すでに収容した遺体の分も含め少なくとも7人が乗っていたとみられる。船内にはまだ複数の遺体が残っていて、その数はさらに増えるとみられている。
遺体の着衣には北朝鮮のものとみられるバッジやボタンがあったほか、ハングルのような文字で書かれたメモも見つかった。メモには魚がとれた数などが書いてあり、船内には漁具とともに魚が残っていて、敦賀海上保安部は朝鮮人民軍が食糧調達のため、出漁中に遭難したのではないかとみてさらに詳しく調べている。