伝統のサケ漁、5年ぶり復活 福島・楢葉町
先月、避難指示が解除された福島・楢葉町で、5年ぶりに伝統のサケ漁が復活した。
楢葉町の木戸川では18日、漁協の組合員らが集まり、遡上(そじょう)したサケを上流と下流から挟み込む「合わせ網漁」が行われた。
木戸川のサケは、3年間の放射性物質検査で、全ての検体で検出限界値を下回っていて、今年は、捕獲したサケから卵を取って稚魚を育てるふ化場も再建される見通しが立ち、5年ぶりの漁の再開となった。
取れたおよそ120匹のサケは、今後、販売に向けた加工のため、当面は冷凍保存される予定。