全国初、公園内に保育所設置へ 荒川区
待機児童の解消に向け、東京・荒川区が全国で初めて、公園の中に保育所を設置する。
荒川区が今回計画したのは、区内の都立汐入公園の中に定員162人の保育所を作るという、全国で初めての試み。
公園内に保育所を建てることには法規制があるが、荒川区はこの事業を、地域を限定して規制改革を行う国の「国家戦略特区」に提案し、26日の会議で決定された。
東京都の待機児童の数は3年連続で減少しているが、今年4月時点で、まだ7814人いる。保育所を増やすためには土地の価格が高く、用地の確保が課題となっていることから、公園を活用する今回の取り組みに期待が寄せられている。
都立汐入公園内の保育所は2017年4月にオープンする予定で、同様の取り組みを進めている世田谷区と品川区でも開設されれば、計400人ほどの定員を確保できるという。