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同性カップル「受領証」 世田谷区で発行へ

2015年10月23日 17:40
同性カップル「受領証」 世田谷区で発行へ

 全国で初めて同性カップルを「結婚に相当する関係」と認め、証明書を発行することを決めている東京・渋谷区は、来月5日から、証明書の発行を始めることになった。

 渋谷区は、全国で初めて同性カップルを「結婚に相当する関係」と認め、証明書を発行することを決めている。この「パートナーシップ証明書」について、渋谷区は23日、受け付けを今月28日に始め、来月5日から発行すると発表した。20歳以上で区内在住などの条件を満たす同性のカップルが対象になる。法的な拘束力はないが、性的少数者の人権擁護などが狙い。渋谷区内の事業者に、同性カップルへの「公平で適切な対応」を求め、著しく人権を侵害している場合は指導・勧告し、名前を公表する場合もあるという。

 一方、東京・世田谷区は「パートナー」として宣誓した同性カップルを認め、「受領証」を発行する取り組みを来月5日から始める。法的な拘束力はないが、世田谷区は同性カップルが生活していく上で壁となることが多い、不動産会社や医療機関などに理解が広まるよう説明しているという。