「ドローン特区」で林業にドローン使う実験
徳島県版の「ドローン特区」に認定された那賀町で、林業にドローンを使う実験が行われた。
この実験は、山林の木材運び出しの現場で小型無人機「ドローン」が使えるか試そうと、那賀町が行った。この日は、木を運び出すためのワイヤロープを架け渡す前の段階で役立つ釣り糸の架け渡しにドローンを使う実験。香川県の会社が試作した特別製のドローンが、釣り糸を一定の強さで引っ張りながら飛んでいく。実験の結果、約130メートルの間を2分ほどで往復し、釣り糸を張り渡すことができた。
木沢林業研究会・亀井裕人さん「糸のテンションをずっと保つよう開発された機械を使ったので、糸がたわむこともなくピーンと張ったままで作業できたので、これからも使えるんじゃないか」
この作業で作業員が山を上り下りする手間が減るということで、関係者は、作業の省力化に役立つドローンの活用に期待を寄せている。
那賀町は、ドローンを町おこしに活用しようと、今年10月に県版地方創生特区で「ドローン特区」に認定されている。