舞妓さんらが挨拶 花街で恒例の「事始め」
京都の花街では、舞妓さんらが、お世話になっている人たちへ挨拶に回る恒例の「事始め」が行われた。
「事始め」は、この日を1年の締めくくりとして、迎春準備に取りかかる師走の伝統行事で、江戸時代から続いている。京都・五花街のひとつ「祇園甲部」では、京舞の家元・井上八千代さんのもとに、艶やかな着物姿の舞妓さんや芸妓さんが次々と訪れ、1年の御礼と新年の挨拶を交わした。
鏡餅が並べられ新春ムードに包まれる中、舞妓さんたちは、家元からご祝儀の舞扇を手渡され、芸事の精進を誓っていた。