大村智さん受賞後初の里帰りに市民1千人超
ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智さんが20日、出身地の山梨県韮崎市で行われた記念式典に出席し、集まった市民らから祝福を受けた。
受賞後、初めて里帰りを果たした大村さんを祝福しようと、記念式典の会場には約1400人の市民らが詰め掛けた。
式典は、大村さんが中学、高校時代に使った通学路を韮崎市が「幸福の小径」と名付けたことを記念したもの。
大村さんは「私が中学校から高校と学んだ学校へ行くのに通った道。皆さんに歩いていただくことは、私にとって光栄な話であります」と喜びを語った。
この後、市民らに囲まれ祝福を受けた大村さんは、「幸福の小径じゃなくて混雑の小径だ」とジョークを交えながら「歩き初め」をした。
この「幸福の小径」からは富士山や八ヶ岳が望め、今後は大村さんの銅像も建てられ、その功績を末永くたたえる。