「山口組」組長が初詣に 存在感示す狙いか
去年、分裂問題に揺れた国内最大の指定暴力団「山口組」。新年を迎えた1日、警察が警戒にあたる中、トップの司忍こと篠田建市組長らが兵庫県神戸市内の神社に初詣に訪れた。
篠田組長は1日午前0時過ぎ、神戸市灘区にある神戸護国神社に初詣に訪れた。今年は「神戸山口組」との分裂問題を受け、一般客への安全を配慮するため、約40人の警察官が警戒にあたる中、例年とは異なり、一般客とは別のルートでの参拝となった。
分裂後、年末の餅つきなど恒例行事を中止してきた「山口組」。今回、初詣を行ったのは、篠田組長の存在感を示す狙いがあるとみられ、警察は引き続き、抗争への警戒を強めている。