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妊娠中の喫煙 子どもの体重軽くなる傾向

2016年1月16日 20:01
妊娠中の喫煙 子どもの体重軽くなる傾向

 子どもの成長や健康を調べる環境省の大規模な全国調査で、妊婦が喫煙していた場合、生まれた子どもの体重が軽くなる傾向がわかったことが都内で開かれたシンポジウムで報告された。

 これは環境省が5年前から、化学物質が子どもの発達にどう影響するかなどについて、全国10万組の親子を継続調査しているもの。

 このうち妊婦の喫煙が赤ちゃんに与える影響を詳しく調べた結果、妊娠中も喫煙した母親から生まれた赤ちゃんの平均体重は男の子が2960グラム、女の子が2894グラムと3000グラムに届かず、たばこを吸わない母親の赤ちゃん(男の子が3096グラム、女の子が3018グラム)と比べ、平均で100グラム以上軽かったという。

 軽い体重で生まれると、将来、肥満のリスクが高まるなどの可能性が指摘されている。

 一方、喫煙する女性でも妊娠判明後にたばこをやめれば、赤ちゃんの体重に大きな差はなく、研究者は妊娠が判明してからでも禁煙したほうがよいと呼びかけている。

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