西之島の最新映像 火山活動は低下傾向
19日に撮影された小笠原諸島・西之島の最新映像が公開され、火山活動が低下していることがあらためて確認された。
撮影した海上保安庁によると、先月の観測に続いて今回も噴火は確認できず、火山ガスが放出する「噴気」も観測開始以来、初めて確認されなかったという。先月に引き続き、火山活動の低下が考えられるという。
以前は活発な噴火活動で、噴煙が高く上がっていた火口部分も今回は、はっきりと見ることができる。島の拡大も、去年6月頃から止まっており、東京ドームの約56倍の面積のままだという。
しかし、海上保安庁は「島の周辺の海水が薄い褐色に変わっているため、海中での火山ガスの放出は続いている」として、「火山活動が休止したわけではない」としている。