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住所聞き間違え…救急隊の到着14分遅れる

2016年1月25日 15:33
住所聞き間違え…救急隊の到着14分遅れる

 東京消防庁立川消防署で、急病人の通報を受けた職員が住所を聞き間違え、救急隊の到着が約14分遅れていたことが分かった。急病人の男性はその後、死亡したという。

 東京消防庁によると、立川消防署に24日午前7時半頃、男性(73)が自宅で倒れたと妻から電話で救急要請があったが、住所を聞き間違えたため、救急隊の到着が予定より約14分遅れた。通報を受けた消防士長(48)が「柏町」を「栄町」と聞き間違え、一度別の場所へ向かってしまったためで、救急隊が自宅に着いたとき、男性はすでに心肺停止の状態で、その後、死亡した。

 この消防士長は、住所を2回聞く決まりのところを1回しか聞かず、電話番号も聞いていなかったという。東京消防庁は「あってはならないことであり、心からおわび申し上げます」とコメントしている。