上野動物園のパンダに発情兆候 繁殖準備へ
東京・上野動物園はジャイアントパンダに発情の兆候が見られたとして繁殖の準備に入ると発表した。
上野動物園によると、オスのリーリーが、メスのシンシンのニオイに興味を示し、シンシンは下半身を水で冷やすなど共に発情の兆候が見られるということで、観覧通路の外側にフェンスを設置してストレスを軽減させるなどして繁殖の準備に入る。
2頭間には4年前、赤ちゃんが誕生したが生後7日で死んでいて、3年前には交尾が確認されたものの、妊娠には至らず、この2年は交尾にも至っていなかった。
上野動物園は、シンシンの発情期のピークに2頭を同居させ、自然交配による妊娠を目指しているが、交尾に至らない場合には、人工授精を行うことも検討しているという。