国内希少野生動植物種 新たに41種登録へ
環境省は、絶滅の恐れがあるため捕獲などを原則禁止する「国内希少野生動植物種」に、新たに41種の動植物を指定する方針を公表した。
「国内希少野生動植物種」とは、絶滅の恐れがあるため、政令で捕獲などを原則禁止するもので、現在、ヤンバルクイナやイリオモテヤマネコなど134種の動植物が指定されている。
今回新たに指定されるのは、オキナワトゲネズミや、オキナワマルバネクワガタ、アマミイシカワガエルなど、沖縄や奄美大島などの島嶼部を中心に生息している41種の動植物。いずれも土地開発に伴う生息地の減少や外来種の侵略によって個体数が減っているという。
環境省は今後、一般からの意見を募集した上で、来月までに正式に決定したい考え。
*写真は「アマミイシカワガエル」 提供:岩井紀子氏