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「キムタクさーん!」岐阜市の人口を超える“46万人”が熱狂…「ぎふ信長まつり」 一夜明けても“熱い”場所が

2022年11月7日 18:08
「キムタクさーん!」岐阜市の人口を超える“46万人”が熱狂…「ぎふ信長まつり」 一夜明けても“熱い”場所が

俳優の木村拓哉さんらが登場すると注目されていた「ぎふ信長まつり」が、この週末に開催されました。岐阜市の人口を上回る46万人が、その姿を一目見ようと集まり、会場周辺では観覧をめぐりトラブルも…。また、一夜明けても“熱い”場所がありました。

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岐阜駅前の通りに詰めかけた約46万人。待ちに待った瞬間が訪れました。登場したのは織田信長に扮(ふん)した木村拓哉さんと、その家臣役・伊藤英明さんです。

織田信長役・木村拓哉さん(49)
「皆の者、出陣じゃー!」

岐阜市は6日、“熱狂”に包まれました。

記者も「目線いただきました! 木村拓哉さんが目線をくれました」と大興奮! 熱の高まりは、その5時間ほど前にさかのぼり…通りにはすでに“場所取り”をする多くの人の姿がありました。

愛知からきた人は、作りたての「うちわ」を持ち、「きのうから岐阜入りでホテルに泊まって、一生懸命歩いてきました」と話します。子どもも「たのしみ」と笑顔に。

倍率約64倍の“狭き門”をくぐり抜けた強者たち。“特等席”の店舗3階で待機する女性は、“お手製うちわ”で、その時を待つということです。

常川桂子さん
「緊張してます。こっち向いてくれるかな」

一方で、周辺には抽選に外れた人たちもいました。

抽選に外れた人
「ちょっとだけでも見られたらな。一目だけでも会えたら、本当に本望です」

大興奮となった会場。周辺には1000人ほどの警察官など、最大級の警備がしかれていました。

その後、イベントが近づくと“トラブル”も。人が押し寄せたことで「通行止め」となるはずだった道が解放され、落選していても木村拓哉さんが見られる状況になり、「この状況が事故だろ」などと、観覧席側で不満を訴える人の姿がありました。

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こうした中、「騎馬武者行列」が始まりました。信長姿の木村さんらが約1キロの道を練り歩きます。

織田信長役・木村拓哉さん(49)
「出陣じゃー」

視線を送るだけで上がる歓声。多くの人がスマホを頭上に掲げ、武将姿の木村さんを写真に収めていました。

“手作りうちわ”の常川桂子さんは、「キムタクさーん」と、うちわを振って木村さんに声援を送ります。すると――

常川桂子さん
「ばっちし、こっち見てもらえました」
「かっこよすぎて、言葉にならないくらいうれしかった」

“熱狂の30分”。帰りにはDJポリスも出動し、観衆を誘導しました。転倒などで3人が搬送されたものの、大きな事故やトラブルはなかったということです。

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さらに、一夜明けた7日も熱を帯びた場所がありました。

お客さん
「30~40分くらい並びました」
「木村拓哉さんが、ここで食べたっていう『うわさ』を聞いて」

木村さんが5日、ラーメン店を訪れたというのです。店内には「みそベトコン最高でした」と、木村さんが書いたメッセージもありました。

7日はうわさを聞きつけた客が続々来店。普段より30分以上も早く、スープがなくなったということです。