高浜原発 発電機・変圧器に“異常なし”
再稼働したばかりの福井県の高浜原発4号機が先月29日、自動停止するトラブルがあった。発電と送電の作業中に電流を計測する装置が異常な電流を感知したためとみられている。
関西電力によると先月29日午後2時ごろ、高浜原発4号機で発電と送電の作業をしていたところ、発電機の故障を知らせる警報が鳴って、タービンと原子炉が自動停止した。
これまでの調べで、発電機と送電線をつなぐ変圧器の故障を防ぐために設置した計測器が、異常な電流を感知して警報が作動したことが分かった。
発電機や変圧器そのものに異常はないということで、関西電力では今後、異常を検知した計測器のデータなどについてさらに詳しく調べる方針。