志賀原発直下の断層 活断層と最終判断
石川県志賀町にある北陸電力・志賀原子力発電所1号機について原子力規制員会の有識者会合は、原子炉直下を走る断層を活断層であるとする最終判断を示した。
有識者会合は、去年7月に、1号機の原子炉直下を走るS-1断層は「活断層の可能性を否定できない」とする評価書案をまとめていた。新たな評価書案では、他の専門家による意見を基に一部に修正が加えられ、S-1断層については「活動したと解釈するのがより合理的」という表現で活断層であるとする最終判断を示した。
北陸電力・西野彰純副社長「結論としては『活動性を否定できない』と、この点は残念で、我々として納得できるものではない」
今後、規制委員会がこの判断を追認すれば、1号機は再稼働できず廃炉を迫られる可能性が強まる。