あれから5年…今も2561人が行方不明
15894人が犠牲となった東日本大震災の発生から5年を迎え、被災地には11日早朝から復興を願う人たちが多く訪れている。
宮城県名取市の閖上地区には、夜明け前から震災で家族をなくした遺族などが次々と集まった。
集まった人たち「今自分がいるのは周りが支えてくれたおかげなのだと思っているので、残された身として一生懸命頑張っていくことが自分ができる全力のことなのかと思っています」「元の姿に戻るのは難しいと思うけど、何とか早く復興してもらいたい」
津波によって大きな被害を受けた岩手県宮古市では、早朝から地域の住民が参加して避難訓練も行われた。警察庁によると、東日本大震災ではこれまでに15894人が死亡し、2561人が今も行方不明となっている。
また、NNNのまとめによると、岩手・宮城・福島の3県では避難している人の数は減ってはいるものの、依然として約5万8000人が仮設住宅での避難生活を余儀なくされている。