労働組合と経営側が交渉 春闘の集中回答日
16日は来年度の給与などについて、労働組合と経営側が交渉する春闘の集中回答日。大手企業からは賃上げの回答の一方で、上げ幅は去年を下回るところが目立っている。
大手企業では賃上げとなる月給のベースアップ、いわゆる「ベア」の回答が次々と寄せられているが、景気の先行きへの不安などから上げ幅は去年を下回るところが目立っている。
春闘の相場作りをリードするトヨタ自動車の回答は月額1500円のベアだったが去年より2500円低い額。日産自動車は、要求満額の3000円だったが、去年より2000円低く、パナソニックグループも1500円のベアで決着したが上げ幅は去年の半分だった。
今後は、中小企業などに賃上げが広がるかが焦点。