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都立学校跡地を韓国人学校用地に貸与検討へ

2016年3月16日 19:56

 東京都は韓国政府の要請を受け、新宿区の都立学校跡地を日本で暮らす韓国人の子どもの学校用地として貸し出すための検討をはじめる。

 「韓国人学校」とは、仕事の都合などで日本で生活する韓国人の子どもが通っている学校で、都内では現在、新宿区若松町にある「東京韓国学園」1校が運営されている。

 定員は日本の小学校にあたる初等部と中学・高校にあたる中高等部がそれぞれ720人ずつだが、校舎が手狭になったため近くの新宿区矢来町にある旧都立市ヶ谷商業高校の跡地を利用したいと、韓国政府から要請があったという。

 東京都はこれを受け、跡地を有償で貸し出しする検討を始めた。都は今後、韓国側と利用方法や利用条件などを具体的に協議しつつ、地元住民側とも話し合いをして理解を得たい考え。

 新たな韓国人学校の整備については、2014年、舛添知事が韓国を訪問した際にも、朴大統領から直々に支援の要請を受けていた。

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