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韓国政府「発射を強行すれば厳しい代価」

2016年2月3日 12:21
韓国政府「発射を強行すれば厳しい代価」

 北朝鮮が、今月8日~25日に人工衛星を打ち上げる計画があると、国際機関に通告していたことがわかった。今回の北朝鮮の動きを受け、韓国でも3日午前8時に大統領府で緊急の国家安全保障会議が開かれるなど緊張が高まっている。

 「長距離ミサイルの発射計画通告は国際社会に対する正面からの挑戦だ。発射計画を即刻撤回すべきだ」-韓国政府はこう述べた上で、「北朝鮮が発射を強行すれば厳しい代価を払うことになる」と警告した。

 北朝鮮は、先月6日の核実験から1か月もたたないうちに核兵器の運搬手段である弾道ミサイルの発射を予告し、脅威を誇示した形。

 各国が水面下で調整をしている国連安全保障理事会での制裁に向けた議論をけん制する狙いがあるとみられ、また、これまで北朝鮮との対話に応じていないアメリカに姿勢を変えるように圧力をかける意図がある。発射予告期間のうち、2月16日は金正日総書記の誕生日で、このタイミングの前後を狙って発射に踏み切る可能性もある。