両陛下 心待ちにされてきた女川町をご訪問
東日本大震災の被災地を訪問中の天皇皇后両陛下は、宮城県で震災の犠牲者を慰霊し、復興を目指す商店街を視察された。
両陛下は17日、宮城県石巻市で震災で犠牲となった漁業関係者392人の慰霊碑に拝礼し深く頭を下げられた。その後、両陛下は女川町を訪れ、去年12月に完成した女川駅前の商店街「シーパルピア女川」を視察された。
「きれいなお店ができて良かったですね」「最近はお客も多くなりましたか」と話しかけながら店に入られる場面もあった。さらに集まった地元の人たちに声をかけられた。
皇后さまに話しかけられた人「『ここまで元気でやってこられましたね』というお話をいただきました。皇后さまは女川の歌(和歌)を詠んでくださったんですよね。復興どうこうと言われるよりも、むしろその言葉で励まされて」
去年、皇后さまが女川駅についての和歌を詠むなど、両陛下は訪問を心待ちにされてきたという。