「保育園落ちた」というブログをきっかけに待機児童問題が注目される中、国会で３０日、政府が発表した「待機児童緊急対策」について、民進党の山尾志桜里政調会長と塩崎厚労相が論戦を繰り広げた。

　山尾政調会長「この緊急対策のために確保されたお金はあるのですか？」

　塩崎厚労相「既存の予算として計上されているものについての運用の改善ということでございます」

　山尾政調会長「そうなんですよ。新たな財源ゼロ、予算措置ゼロ、保育士の給与改善もゼロ。これが今回のこの政府の緊急対策なんです」

　山尾政調会長は、政府が規制を緩和して「子どもを多く詰め込んで万が一、保育事故が起きたら国が責任をとるのか」とただした。これに対し塩崎厚労相は、「今ある国の面積基準などを変えることではない」として質は低下しないと説明した。