熊本震度7 九州新幹線の再開見通し立たず
【熊本で震度7】15日午前4時50分現在の交通への影響。
【新幹線・電車】
JR九州によると、九州新幹線の熊本駅から熊本総合車両所に向かっていた新幹線の回送列車の車輪が線路から外れ脱線したが、乗客は乗っておらず、乗務員1人にもケガはなかった。
また、新玉名-熊本間に停車した九州新幹線の車内に一時乗客58人が残されていたが、無事避難したという。
15日の運行について、九州新幹線は運転再開の見通しは立っておらず、熊本県を通る多くの在来線は始発から運転見合わせや運休となっている。
【空の便】
地震発生時、熊本空港を発着する便の運航は終了していたためケガ人はなく、滑走路にも異常はなかったという。
15日の運航について全日空は、乗務員の手配ができず午前7時40分熊本発伊丹空港行きと、午前8時40分熊本発羽田空港行きの計2便の欠航を決めている。
日本航空は、通常通り運航する予定が熊本発の始発便については、遅れが生じる可能性があるという。
【高速道路】
ネクスコ西日本によると15日午前4時半現在、九州自動車道、南九州自動車道、九州中央自動車道の一部区間で通行止めが続いている。
九州自動車道の下り、益城熊本空港ICと嘉島JCTの間で道路が幅30メートル、深さ3メートル陥没し、トラック1台が巻き込まれたが運転手にけがはないという。その他にも高速道路で陥没などが多数発生しているという。