熊本地震:901人が病院で手当て
14日夜、熊本県益城町で最大震度7の地震があり、気象庁は「平成28年熊本地震」と命名した。この地震で9人の死亡が確認されている。
気象庁によると地震の震源は熊本地方で、震源の深さは11キロ。地震の規模を示すマグニチュードは6.5と推定されている。この地震で益城町で震度7、熊本市などで震度6弱を観測した。国内で、震度7の激しい揺れを観測したのは東日本大震災以来。
熊本県などによると、9人が死亡、県内の医療機関で手当てを受けた人は901人にのぼっている。
気象庁によると「平成28年熊本地震」の体に感じる余震について、午後2時までに131回観測され、今までの同規模の地震と比べて非常に多くなっている。
気象庁は会見で、「余震活動は弱まってきている」としながらも、2004年の新潟県中越地震の際には、本震から4日後に大きな余震が起きたこともあり、今後1週間ほどは震度6弱程度の余震に注意が必要だとして引き続き警戒を呼び掛けている。