熊本で震度6強 阪神淡路大震災と同規模
気象庁は、午前1時25分頃の震度6強を観測した地震が、14日夜から熊本地方で起きている一連の地震の「本震」だと発表した。
気象庁「14日の余震域に加え、その北東側でも発生している様子が見える」「その後の地震活動が広がっていることから、今回の地震が14日以降発生してきた地震の『本震』と考えられ、14日から発生した地震は今回の地震の『前震』であったと今のところ考えている」
午前3時半過ぎから緊急会見した気象庁は、震度6強を観測した午前1時25分ごろ発生の地震が熊本地方で起きている一連の地震の「本震」で、14日夜に震度7を観測した地震は今回の地震の「前震」だったと発表した。
今回「本震」とされた地震は、マグニチュードが7.3と推定されていて、1995年の阪神淡路大震災と同じ規模の地震が起きたことになる。
気象庁は、「今後1週間程度は震度6弱程度の余震が起こる可能性がある」として、厳重な警戒を呼びかけている。今の時間、14日夜から地震が相次いでいる熊本地方に加えて、阿蘇地方でも地震活動が活発になっているという。
気象庁は、熊本県の阿蘇山の火山活動について、「現段階で観測データに変化はない」としている。
また今回の一連の地震は、震源が浅い「直下型」であるため、震源から近く揺れが強い地域では、緊急地震速報が届く前に揺れがきている。気象庁は、突然の強い揺れに十分注意するよう呼びかけている。