熊本地震 死者42人、ケガ人1000人超
警察庁のまとめで、一連の地震で亡くなった人は熊本県で42人になり、ケガ人は5つの県で合わせて1000人を超えた。また、9人と連絡が取れていない。
警察庁のまとめによると、今月14日からの一連の地震で熊本県内では42人が死亡した。また、熊本、大分、福岡、宮崎、佐賀の5つの県でケガをした人は合わせて1096人になった。また、熊本県では16日の地震で震度6強を観測した南阿蘇村で現在も9人と連絡が取れていない。被災者の生存率が大幅に低下するとされる発生後72時間まで14時間を切る中、自衛隊などは、18日も朝から捜索活動を行っている。
一方、熊本県内では17日現在で約11万人が避難生活を強いられている。しかし、熊本県によると、道路の寸断や公共交通機関のマヒなどの影響で支援物資を思ったように運べず、避難所では物資が不足している状況が続いている。また、今のところ、どこの避難所でどれくらいの支援物資が不足しているか、把握できていないという。このため熊本県は運送会社の「ヤマト運輸」と「日本通運」の2社に協力を求め、支援物資を配送する態勢を強化した。
熊本県は避難所ごとに支援物資の配送状況を把握した上で、必要な物資を避難所に届けられるようにしたいとしている。