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岩手から熊本へ 水産高校が“災害支援”

2016年4月21日 14:42
岩手から熊本へ 水産高校が“災害支援”

 熊本地震の被災者支援のため、東日本大震災で被災した岩手・宮古市の水産高校が21日、熊本県の水産高校に支援物資を引き渡した。

 支援物資の引き渡しが行われたのは、東京・有明の埠頭。宮古市の宮古水産高校が実習船「りあす丸」で物資を東京まで運び、熊本県の苓洋高校の実習船「熊本丸」へと積み込まれた。支援物資は、岩手県内の高校が集めた米500キロと水4600リットル、毛布250枚など。

 宮古水産高校の生徒「5年前に同じような経験を自分もして、5年前は助けていただいたので、今回はその恩返しになればと思いました」

 苓洋高校の生徒「震災があり、とてもつらい思いをしている方が、こうして今、私たちに支援物資を与えてくれることを、とてもうれしく思っています」

 午後には両校の代表者があいさつし、握手を交わした。「熊本丸」は25日の午前中に熊本県の宇城市の港に到着し、避難所となっている県立学校などに支援物資が届けられるという。